知っておきたい印刷の種類とその違い
定番の印刷方式とは
印刷には様々な種類があります。
種類とそれぞれの違いを知った上で、印刷物に適切な種類を選びましょう。
機械を使って印刷する場合、9つの種類があります。
代表的な印刷方式の種類はオフセットです。
オフセットにも枚葉印刷と輪転印刷があり、それぞれ特徴に違いがあります。
枚葉印刷は一枚ずつ切り離されている枚葉紙をセットして印刷しますが、輪転印刷は巻取り紙をセットして印刷するため高速で連続的に印刷することが可能です。
巻取り紙の幅は使用する輪転印刷機によって制約されますが、新聞や折り込みチラシなどを印刷する場合に適しています。
雑誌やグラビアページを印刷するのに適している種類はグラビア印刷です。
これは、高品質で印刷したい場合に適しています。
DMやお菓子、食品を包装するフィルム資材、袋の印刷も可能です。

フレキソ印刷という種類もあります。
これは、印刷物の表面が平滑でないものに適しており、段ボールや紙袋、牛乳パック、封筒などの印刷に用いられる方式です。
また、シールやラベル、建材などにも印刷することができます。
フレキソ印刷の最大の特徴は地球に優しいインキを使えることです。
そのため、グラビア印刷に代わる印刷方式の種類として評価が高い傾向にあります。
シールやラベルはフレキソ印刷だけでなくシール印刷も適しています。
粘着シートに印刷し、型を打ち抜く方式で連続的に印刷することが可能です。
ハガキや名刺を印刷するのに適している種類は活版印刷です。
これまでは新聞や雑誌、書籍の印刷に使用されていましたが、現在は輪転印刷が主流となっています。
印刷物が紙以外のものである場合はスクリーン印刷が適しているでしょう。
スクリーン印刷は布や皮、ゴム、樹脂板、金属板にも印刷することができます。
幅広い分野で使われている印刷方式ですが、インキの乾燥が遅いといった特徴があるため、多色刷りや大量の印刷物には適していません。
伝票類やビジネスフォームにはフォーム印刷が主流で,印刷と同時にシートカットなども行うことができます。
デジタルデータからダイレクトに印刷物を作成できるのはオンデマンド印刷です。
品質はオフセット印刷と似ています。
このように印刷にも様々な種類があり、それぞれ違いがあるため、用途に適した方式を選びましょう。
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