外注印刷を失敗しないためのデータの基本とは
知っておくべき基本とは
外注印刷をすると失敗しないと思っている人も多いのではないでしょうか。
プロに任せれば安心できるイメージがありますが、想像していた仕上がりと異なるケースもあります。
そうならないためにもデータの基本を知っておきましょう。
最低限おさえておくべきことの一つは、パソコンの画面で見ているものと紙にプリントしたものが同じにならない場合があるということです。
プリントすると変わる色や消えてしまう線などが発生します。
また、家庭用のインクジェットと業者が使う機器、オンデマンド用などはそれぞれ特性が異なり、すべて同じ仕上がりになるわけではありません。
外注する際に家庭用インクジェットで印刷したデザインをもとに打ち合わせをしていく場合がありますが、プリンターでのシミュレーションには限界があります。
確実な方法は色校正をすることですが、納期が延びてしまうとコストもかかります。
イメージ通りのものを早く仕上げるためには、どんな印刷機でも問題なくプリントができるデータを作ることが大切です。

デザインに線が含まれている場合は、消えてしまわないように0.25pt以上にしましょう。
それ以下だと消える可能性があります。
また、どんなに細くても一定の太さで見えてしまうケースもあります。
グレーや黒以外の色の罫線は0.25ptでもギザギザになり、点線のように失敗してしまうことも少なくありません。
最低でも0.5pt、1ptあると確実です。
さらに、グレーにも様々な種類があります。
同じように見えるものがありますが、4色掛け合わせると色転びしやすいです。
グレーなのにベージュっぽい、紫に見えるなどと失敗するため、しっかりと灰色として見せたいのであれば「K」を使ってください。
カラーモードはCMYKに変換しなければなりません。
Illustratorを使っている人はドキュメント設定を見直して、写真の画像であればCMYKになっているか確認してください。
このようにデータには様々な基本があります。
外注する際はデザインの作成に気をつけて依頼してみてはいかがでしょうか。
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