印刷のフルデジタル化で可能なこととは
新しい価値を生み出せる
近年、フルデジタル化という言葉がものづくりやIT企業から出てくるようになりました。
印刷物を作る上でも、知っておきたい言葉の一つです。
フルデジタル化と聞くと、アナログからデジタルデータに変換するのをイメージするでしょう。
例えば、アナログ信号をデジタル信号に変調したり、FAXで送っていた書類をメールで受信したりすることです。
データ形式が変わっても、人が行うプロセスは変わりません。
また、フルデジタル化によって新しい価値を生み出すことも可能です。
ドローンを使って撮影した映像から異変を発見したり、スマホで得た情報を分析してマーケティングに活用したりなども挙げられます。
これまで人の手で行なっていたものがフルデジタル化によって効率がよくなり、新しいサービスを生み出すこともできるということです。

これからの時代にはマルチメディアに対応できるフルデジタル化が欠かせません。
印刷物を作成するだけでなく、ネットや電子メディアに対応していかなければならないからです。
最新の技術では、これまでよりも高精度な印刷用データを作成することができます。
一つの印刷物を作るためには、写真を分析したり、画像の処理や色の校正など様々な工程を踏まなければなりません。
また、インターネットを活用することもあるでしょう。
今後はさらに変化していくため、それに対応していく必要があります。
進化に対応ができれば新しい価値を生むことができるでしょう。
スピード力も改善されます。
色校正においては、すべての工程が統合されて行われるため、納期短縮ができたりデータを二次利用したりすることも容易に行えます。
スピードだけでなくコスト削減も可能です。
近年、入稿や校正はインターネットを活用するケースが増えてきました。
それによって、依頼主とのやりとりも簡単でスピードと無駄なコストも省けます。
また、印刷用データを変換すると、WEB上でも活用することが可能です。
例えば、サイト制作や電子書籍の出版です。
コスト削減をしつつ利便性が上がり、様々なシーンで活用できるようになります。
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