コラム
2022年10月11日

冊子印刷を作成するときに知っておくべき基本知識

冊子印刷の綴じ方について

冊子印刷の綴じ方について

冊子印刷は、ページ数の少ない印刷物に適しているのが特徴です。
綴じ方によってはページ数の多いものにも対応しており、仕上がりのサイズやページ数によって料金は異なります。
大切になるのは用途に合わせての選択であり、それぞれの綴じ方について頭に入れておきましょう。
中綴じ冊子は、ホッチキスで数か所とめるだけであるため、強度は落ちてしまうものの、料金は安いのが特徴です。
小雑誌、社内報などに適しています。
糸綴じ冊子は、本の背を糸でかがって綴じるのが特徴であり、丈夫で長持ちします。
冊子印刷の特徴は外注に依頼すると、手間がかからず、仕上がりが美しくなることです。
カラーページを使う場合や、表紙などをコート紙にしたい場合にもおすすめです。
無線綴じ冊子高温により、溶かして綴じて、本文に表紙を直接接着させます。
強度が強く、見返しなどの加工にも対応しています。
平綴じ冊子は、5ミリ程度の部分を針金で綴じるのが特徴です。
丈夫ではあるものの、本をのどいっぱいまでは開くことができません。
あじろ綴じ冊子は、本の背の部分に切れ目を入れたうえで糊を浸透させる方法となります。
丈夫で長持ちするとともに、本ののどいっぱいまで開くことができます。

綴じ方向と選び方について

綴じ方向と選び方について

作成したい冊子の内容に合わせて、適切な綴じ方向は変えないといけません。
冊子の綴じ方向は、文字の流れに沿うかを考えましょう。
左から右、上から下に流れる場合は、左綴じを選択し、上から下、右から左に流れるレイアウトなら右綴じが望ましいです。
印刷会社に注文するときには、仕様を伝える必要があるため、表紙周り+本文ページ数=総ページ数と覚えておきましょう。
また、中綴じと無線綴じではルールが異なるので注意が必要になります。
白背景の場合には、データは仕上がりサイズで作成して問題はありませんが、紙面の端まで絵柄や写真がある場合は、塗り足しサイズでデータ作成をしましょう。
データを作成するときの基本的なルールを覚えておくことで、希望通りの冊子印刷を発注することができます。