印刷とプリントの違いとは
印刷方式と設備
企業ポスターや商品をPRするために、ポスターを作成しようと検討している企業もあるのではないでしょうか。
印刷するだけでポスターが簡単に作れるイメージがありますが、基礎知識を身につけておくことはとても大切なことです。
ポスターだけでなくパンフレットやカタログ、紙器、パッケージなど様々な印刷物があり、日常生活の中で欠かせない存在ですが、それらを作り出すためには印刷方式や印刷設備の知識が必要になります。
印刷業者でない限り、印刷方式や印刷設備について知ることはないでしょう。
また、印刷とプリントの違いについて知らない人も多いはずです。
まず、印刷方式についてですが、方式によって使用するインキの種類や再現性が異なります。
グラビア印刷やシルク印刷、オフセット印刷などの種類があり、それぞれ特徴が異なるため、特徴を活かして最善の印刷方式を用いることが重要なポイントです。
最近では、PODと呼ばれるデジタル印刷機が増えてきました。
PODはオフィスなどにあるカラープリンタの大型版です。
PODはこれまでの印刷と異なり版を作らないため、プリントと呼ぶことがあります。

印刷とプリントの違いは版を作る、作らないだけではありません。
メリットやデメリットなどの特徴にも違いあります。
例えば、プリントは印刷機ほど設備規模が大きくないため、小ロットでの作成であればコストの部分でメリットがあるでしょう。
また、物理的な版を作るわけではないため、版替え作業が不要になり、店名刷り分けなどにも対応しやすいということもメリットです。
しかし、中ロットや大ロットは生産スピードやコストの部分を考えると、オフセット方式の方にメリットがあります。
印刷とプリントの違いは版を作るか、作らないかなどが挙げられますが、印刷業者によっては印刷とプリントを同様として考えている場合も少なくありません。
印刷物を作成する上で大切なことは、印刷物の用途に適切な印刷方式を選ぶことです。
印刷設備も業者によって異なるため、ニーズに対応できる印刷業者を選びましょう。
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